三井住友カード ゴールド(NL)を作るべきなのか?ということについては、先日記事を書きました。迷われてる方はそちらも参考になるかもしれません。
この記事では、とにかく三井住友カードが発行するゴールドカードを無料で作るチャンスを逃したくない方向けに書いていきます。いわゆる、三井住友ゴールドNLの修行です。この記事を読んでる方は、ひょっとしたらイオンカード、エポスカード、セゾンAMEXなど無料ゴールドコレクターかもしれませんね。画像なしで文字だけになりますがご容赦ください。
ご存じのとおり、年会費無料の条件は下記の通りとなっております。
・毎年、本会員のカードご入会月の11ヵ月後末までをご利用対象期間として、100万円のご利用で翌年以降の年会費を永年無料とします。
三井住友カード公式ページより引用
・ご入会初年度に条件を達成した場合は、翌年度以降の年会費が永年無料となります。(3年目以降も永年無料)
上記の通り、初年度については申し込みからカードが届くまでなど含めると、1年よりも短い期間での100万円以上の利用達成が必要、期待値としては11か月半での利用が必要だと認識しておく必要があります。
また、年会費無料判定のしきい値である100万円の集計の対象になるもの、対象にならないものがあります。
まずは対象にならないものはこちら。早速の注意点として、「弊社発行プリペイドカードへのチャージ」とありますが、これかあのTOYOTA Walletへのチャージが対象外だそうです。フォーユーデスクへの確認結果です。
・スマートフォンアプリ「Vポイント」へのチャージ
三井住友カード公式ページより引用
・交通系含む電子マネーへのチャージ
・弊社発行プリペイドカードへのチャージ
・三井住友カードつみたて投資(SBI証券)
・キャッシングリボ
・海外キャッシュサービス
・その他ローンの返済金
・リボ払い、分割払いの手数料
・年会費
・国民年金保険料
・弊社情報誌定期購読料
・提携会社からの収納事務を委託された一部の保険料
・ご利用いただいた加盟店から弊社あて売上票の到着が遅れた場合
・返品された場合
・加盟店が指定したご利用日が対象利用期間外であった場合(お客様がご利用いただいた日と相違する場合がございますのでご留意願います)
SBI証券でのつみたて投資が対象外なのは非常に残念ですがしょうがないですね。モバイルSuicaへのチャージはダメぽいですね。
つづいて、対象だよというものはこちら。
お支払い方法(※1)にかかわらず、下表を含むお買物でのご利用が含まれます。
三井住友カード公式ページより引用
・家族カード
・税金・公共料金のお支払い
・楽天ペイ
・ローソンスマホレジ
・Apple Pay
・au Pay
・ETC
・Google Pay™
・iD
・Kyash
・LINE Pay
・Mastercardコンタクトレス決済
・PayPay
・Visaのタッチ決済
・6gram
※1 2回払い、ボーナス一括払い、リボ払い、分割払いのご利用分も含まれます。
※2 各サービスのクレジットカード利用方法・利用条件については、各サービス提供会社の公式ページにて最新情報をご確認ください。
au PAYやKyashが対象というのはうれしいところです。また税金や公共料金についても金額が大きく役に立ちそうです。6gramは記載がないですが大丈夫な気もしますが一応Kyash経由にしておくと安全でしょう。というか、Kyash⇒TOYOTA Wallet⇒6gramと経由してモバイルSuicaや楽天ポイントギフトカード⇒楽天ペイ、という流れに持っていくのももちろんありです。
前置きが長くなりましたが、まずは使えそうな技をリストアップしておきます。
使えそうな技
税金(固定資産税・所得税・住民税・自動車税など)
- au PAYで支払い・・・手数料無料。Master縛り。
- PayPayで支払い・・・手数料無料。ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払い。Visa・Master両方OK。限度額少ないと数か月前から計画的にチャージ要。Masterブランドの場合は0.5%だけ還元率を底上げする方法として、au PAYプリカ⇒Revolutとチャージし、まとめて支払いにRevolutを指定することで、Pontaが0.5%だけぬけます。
- LINE Payで支払い・・・手数料無料。Visa縛り。チャージ&ペイ。
- Yahoo!公金払い・・・手数料1%弱。Visa・Master両方OK。Kyash⇒TOYOTA Wallet⇒6gramとチャージし、6gramで支払うと手数料分をTOYOTA Walletの還元率1.5%で十分カバー可能。Masterブランドなら、au PAYにチャージしてau PAYプリカで支払えば手数料の半分は取り戻せる。
- ふるさと納税・・・年間2,000円はロス発生。しかし、返礼品やぽあでカバー可能。自分の還付枠を把握必要。楽天・Yahooあたりがポイント還元も激しくて無難。ソフトバンク・ワイモバイルユーザーならYahooではまとめて支払いでチャージしたPayPayが使える。
シンプルで手数料無料の1か2か3はおすすめだが、自治体が対応していない、docomoユーザーでVisaブランドなら4しか残らない。なので、docomo・auユーザーで自治体がau PAYに対応していて100万円いくか不安な人はMasterブランドを選択しておくとよい場合が多いと思います。
1~3が利用可能な支払先は、下記リンク先から探してみてください。探しにくいですが、ブラウザの検索機能を利用するとまだましです。
月々の固定費
- 家賃
- 携帯
- 光熱費
- 保険
コンビニ払いや銀行口座振替のひとはクレカ払いに変更しましょう。クレカ払いしてるひとはクレカの変更手続きをしましょう。エポスゴールドで選べるポイントアップショップにしていしてて3倍還元をうけていても、ここは身を削る選択も場合によっては必要ですね。
将来利用する消費の先取り
- au PAYにチャージ・・・Masterブランド縛り。au PAYプリカは実店舗でも使えて便利。実店舗で使えるau PAYプリカは非auユーザーの場合はauじぶん銀行の口座開設も必要。
- Kyash Cardから何かにチャージ・・・Visa・Master両方OK。3Dセキュア対応でd払いやPayPayのクレカ紐付けにも利用可能。Kyash Cardにクレカチャージの機能は消滅したが、モバイルSuicaやTOYOTA Walletに指定額をKyashからチャージ、Kyashに三井住友カードゴールド(NL)を紐付けておくことで実質指定額チャージができる。Kyashで消費するのではなく、Kyash経由で別のものにチャージするのに利用可能。
- TOYOTA Walletにチャージ・・・Visa・Master両方OK。Kyash経由がちょっとお得で便利。TOYOTA Wallet自体の1.5%還元が魅力。TOYOTA Walletは実店舗で使うにはiDまたはMastercardコンタクトレスに対応している必要あり。
- 6gramにチャージ・・・Visa・Master両方OK。Kyash⇒TOYOTA Wallet経由がお得。リアルカードがあれば実店舗でのカード払いも可能。
- Revolutにチャージ・・・Visa・Master両方OK。Masterブランドならau PAY経由でPonta 0.5%分も抜ける。Revolutはプリカというかデビットカード枠ぽいので、携帯や公共料金の支払いにもあてられる可能性が高い。実際私はソフトバンクの携帯料金支払いにRevolut利用実績あり。保険や光熱費に設定したことはないがトライする価値はありそう。
上記のように消費の先取りにより無理やり100万円に届かせることも可能かもしれません。生活費が底をつかない程度にコントロールできるスキルがあればぜひチャレンジしてみるとよいと思います。安定感重視なら、au PAYや6gramが実績・汎用性・還元率を高次元でバランスさせているように思います。また、キャッシュフローの改善スピードを加速させるためには、月々の固定費にあてられる可能性があるRevolutが役に立ちそうです。
投資信託の積み立てを減額しポイントサイトの100%案件をこなす
これはかなり裏技というか、環境構築にひと手間かかりますし、そもそも積み立てをしているひとがその予算を他に回すという位置づけです。過去に私が取り組んだものの中に、ポイントインカムというポイントサイトで「HAPPY!動画(クレジットカード決済)」の月額11,000円のサービスに加入し、11,000円分のポイントを即付与されるというものがありました。「100%還元即付与案件」です。稀にあります。このポイントをGポイント⇒JRキューポ⇒永久不滅ポイント、と交換し(JQセゾンカードの保有、永久不滅ポイントの付与されるクレディセゾン発行のクレカも必要)、永久不滅ポイントのポイント運用(アメリカ株)にもっていきました。NISAの別枠のように考えることもできるポイント運用、基本的に非課税なので場合によってはありです。年末のdポイント増量キャンペーン(今年もあるといいな)でdポイントに交換、増量付与される期間限定dポイントは日興フロッギーでETF購入⇒場合によっては現金化、通常dポイントはdポイント投資で米国大型株を購入(THEO[テオ]+ docomoの口座が必要)、という流れで資産形成に役立つのですが、その原資は三井住友カードゴールド(NL)ということになり、間接的にこのカードが使えるということです。ただし、年間に何十万円分もこのような案件を見つけ、こなしていくのは情報を相当ウォッチしておく必要もありますし非常に大変ですから、あくまでも補助的な方法論として考えておくとよいでしょう。このあたりは応用がききやすいので、2021年7月においてはファミペイ 10%増量のために100%以上還元案件をこなすのは結果的に入金力を高めることになり、総合的に考えて非常に意味のある取り組みと言えます。このような案件を実行するためには、①多角的な方法論を考え、②いつでも全力で取り組めるように環境を整備し、③毎日情報収集を欠かさず、④正確かつ迅速なオペレーションを行できるように数をこなす、ということが必要と考えます。
長くなりました、すみません。このあたりの話については、別でまとめている記事も参考になるのではと思います。
さて、ここから具体的なケースを見ていきましょう。
ケース1
- ケータイ⇒docomo 月5千円
- 光熱費⇒月1万円
- 生活費のうちクレカ支払い⇒月7万円
- 自動車税⇒年4万円
この場合、切り替えのリードタイムも考慮し、上記の10か月分のトータル金額は、99万円です。コノパターンは最終月の2か月前くらいに集計し残り金額を計算し、不足ならばプリペイドカードにチャージで解決できそうです。楽勝ですね。ただし、docomoケータイということで、自動車税はLINE Payか、Masterブランドならau Payを検討すべきです。まずはご自身の都道府県の対応状況を確認してみてください。例えば神奈川県は3つとも対応していますが、新潟県はPayPayだけ対応しています。
ケース2
- ケータイ⇒ワイモバイル 月3千円(まとめて支払いの月枠5万円)
- 光熱費⇒月1万円
- 生活費のうちクレカ支払い⇒月5万円
- 固定資産税⇒年16万円(4万円×4分割払い)
上記を10か月分(税金は0.75年分)の合計は75万円です。あとのこり25万円利用しなければ永年年会費無料に届きません。上記を全部三井住友カードゴールド(NL)の支払いにするのはもちろんですが、2022年度の固定資産税を初回に1年分支払うのもありです。そうすると16万円積めますので、91万円、残り9万円となります。9万円はau PAYや6gram、あるいはPayPay残高も使いやすいでしょう。
ここで問題なのは、PayPayで固定資産税を払おうとしたとき、まとめて支払いの月枠が少ない場合です。2022年4月に16万円をPayPayで支払うためには、事前にチャージしておく必要があります。1月2月3月それぞれ5万円ずつ、4月に1万円チャージするとちょうど16万円です。このように逆算していつから準備すればいいかを計算しておくとよいでしょう。ちょっとだけ足りない場合は銀行チャージも併用してもよいと思います。LINE Payならあまり細かいことを気にする必要はないかもしれません。
今回は長い記事となり、読みにくいところもあるかと思います。少しでもみなさんの戦略の参考になれば幸いです。いずれにせよ、家計をきちんと最低1万円単位では把握しておく必要はありますので、家計簿の見直しやアプリの利用などもぜひ検討してみてください。
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コメント
[…] 私は三井住友カードゴールドナンバーレスを今月申し込みました。あと約11か月の間に100万円を利用すれば年会費5,500円が永年無料となりますので、今回のau PAYのキャンペーンに参加するさい、このカードからのチャージをすることで同時に修行も実施します。 […]
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[…] 三井住友カードゴールドナンバーレス(VISA)・・・無料ゴールド欲しさに申し込みました。Visaのタッチ決済のキャンペーンも多そうなので、Visaブランドも一応。現在はまだ利用していませんが、さしあたってはドトール100%還元のキャンペーンはクリアするつもりです。タッチ決済は店員さんへの伝え方にコツがいりますね。また、LINE Payのチャージ&ペイに登録して固定資産税の支払いにも活用を考えております。1年目は100万円修行をクリアできるかわかりませんが、ポイントサイトのポイントがうまくとれていたら、損をするわけではありません。 […]
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[…] 三井住友ゴールドNL⇒Kyash⇒TOYOTA Wallet⇒楽天Edy の組み合わせで実質4.2%還元かつ100万円修行 […]
[…] 還元率を求めると、2%還元クレカ⇒au PAY⇒Revolut⇒ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払い⇒ソフトバンクカードで3%が最大です。手順が複雑であり、まとめて支払いの限度額に注意が必要です。三井住友ゴールドNLの100万円修行もできますがMasterブランドの場合です。Visaブランドの場合はKyash Cardルートになりますので還元率は劣ります。一方、エポスゴールド/JQ CARDエポスゴールド⇒6gramは非常にシンプルです。上記よりも0.5%見劣りしますが、各工程の限度額を気にする必要もないですし、残高の分散も最小限ですので、お好みで選択いただくとよいと思います。また、「ココイコ!」対象店舗では紹介した2枚のカードは4%程度の還元率ですので見逃せません。おサイフに忍ばせておきましょう。 […]