まさかまさかの、永年年会費無料になるかもしれないゴールドカードを、三井住友カードが2021年7月1日に発表と同時に申し込みの受付を開始しました。2020年2月3日に新デザインで生まれ変わった三井住友カード(一般)も、リリース後数か月の間に入会すれば永年年会費無料というキャンペーンも実施されましたが、マイ・ペイすリボ登録の上1円以上の金利支払いがないと無料にはなりません。まあ、無料が良ければ三井住友カード(NL)でよいようには思いますが。
さて、今回はこのビッグニュースに瞬時に反応して即申し込みをすべきなのか、あるいは様子を見ながら検討するのが良いのか、見送るべきなのか、いくつかの視点から検討していきます。
三井住友カード ゴールド(NL)とは
いつものごとく、かなり荒っぽくポイ活視点で基本事項をまとめます。
三井住友カード(NL)との共通の特徴
- 申し込み後最短5分で即時発行
- 完全ナンバーレスで店舗での決済や紛失時のセキュリティレベル向上
- 大手コンビニ3社とマクドナルドの利用時コンタクトレス決済で5%還元でお得
- 基本還元率0.5%でいまいち
- Visa、Mastercardブランドあり、2枚持ちも可
- ココイコ!対象
三井住友カード ゴールド(NL)ならではの特徴
- SBI証券のクレカつみたて投資で毎月1%のVポイントGET(三井住友カード(NL)は0.5%)
- 年会費5,500円(三井住友カード(NL)は永年無料)
- 年間100万円利用で10,000円分のVポイントGET
- 年間300万円までのショッピング補償(三井住友カード(NL)は補償なし)
- 国内空港ラウンジサービス無料
- 最高2,000万円の海外・国内旅行傷害保険(三井住友カード(NL)は海外のみ)
- 総利用枠 ~200万円(三井住友カード(NL)は ~100万円)
上記は三井住友カード(NL)との比較を記載しています。三井住友カード ゴールドは旅行傷害保険が最高5,000万円と手厚くなっていますが、年会費を永年無料にする方法はありません。
今回なにがすごいのか?
なんといっても、条件を満たせば三井住友カードが発行するゴールドカードが永年年会費無料になるということです。これにつきます。では、その条件をみていきましょう。
- 2021年7月1日(木)~9月30日(木)に申込
- 2021年7月1日(木)~11月30日(火)に発行
- 入会月の11ヵ月後末までに100万円以上利用
これを満たすと、なんと
- 永年年会費無料
- Vポイント10,000円分をGET
というとんでもないリワードをいただけます。永年年会費無料ですから、翌年度以降は年間100万円利用は必須ではありませんが、10,000ポイントGETについては毎年100万円利用が必須です。
注意事項があります。それは、100万円のカウント対象外の支払いがあるということです。これを100%把握しておかなければ、11か月後末の着地をいい感じにしようとしたときに、「そんなはずじゃなかった」という悪い未来が待っています。では、その対象外項目を示します。
- 年会費(クレジットカード、ETCカード、PiTaPaカード)、三井住友カードつみたて投資(SBI証券)、
- キャッシングリボ、海外キャッシュサービス、その他ローンの返済金、リボ払い・分割払い手数料、
- 交通系含む電子マネーへのチャージ、弊社発行プリペイドカードへのチャージ、スマートフォンアプリ「Vポイント」へのチャージ、
- 国民年金保険料、提携会社からの収納事務を委託された一部の保険料
エポスゴールドの場合は、積み立て投資もカウント対象なのですごくよいのですが、こちらは対象外ですので、消費としての利用で100万円利用する予定がある方のみ意味をなすカードと言えます。
電子マネーやプリカへのチャージは対象外という記載がありますが、サポートに確認したところ、三井住友カード以外が発行したプリカは対象のようです。また、公式のQ&Aでも対象の例が掲載されていますので、熟読必須です。しかしこれらの項目は常に改悪されるリスクがありますので、注意が必要です。私はau PAYにチャージして税金などの支払いに利用したり、Kyash⇒TOYOTA Wallet⇒楽天Edy or モバイルSuica or 6gramというルートが使える限り使おうかと思います。ただ、ココイコ!対象店で金曜日に利用するときは素直にこのカードで決済かなと思います。ちなみに、au PAYにチャージするには国際ブランドがMastercardである必要がありますので、それを目的に私はMastercardブランドを選択しました。
また、Visa・Mastercardの2枚持ちも可能ですが、年会費永年無料にしようとするとそれぞれのカードで100万円以上利用する必要がありますので、人によってはありでしょう。私はそこまで利用しませんのでMastercardのみです。
損得勘定
このカードを発行する意味はひとによってさまざまですが、私にとっては
というところにつきます。以前、シティカードが発行するダイナースカードが引き落とし口座をシティバンク銀行に指定して年間30万円利用すれば年会費無料だったころ、保有していたこともありましたが同じ理由です。今回は「永年」という素敵な言葉も付いてますので、まさに今がタイミングなのだと思います。
今回、そのような理由で検討されている方のなかに、ポイ活的にはマイナス面があるのでは?というところについて検証していきます。
ケース1: 年間100万円を2.5%クレカで利用している人
Visa LINE Payクレカが2022年4月末まで2%、エポスゴールドカード・JQ CARDエポスゴールドは使い方次第で2.5%程度の還元とみなせます。また、楽天カードなど1%還元カード利用者でもさまざまな還元キャンペーンを利用するためにコード決済のために他のカードや現金を利用される場合もあり、それらの取り組みをした場合平均2.5%還元程度になる方も多いと思います。
この場合にどのような機会損失があるかを試算します。
- 本来100万円利用で2.5%分の25,000円還元されたはず
- 三井住友カード ゴールド(NL)100万円利用で1.5%分の15,000円還元にとどまる
- とういことは10,000円ほど稼げたはずのポイントが稼げないということになる(機会損失)
その一方、もしSBI証券でのクレカ積み立てをする場合、平カードよりも0.5%分増量されることを勘案すると、最大5万円/月×0.5%×12か月=3,000円は取り戻せる計算になります。もし、積み立てしない⇒する、の効果だけにスポットを当てると、5万円×2%×6か月+5万円×1%×6か月=9,000円を取り戻せる計算とも言えます。ここは考え方次第です。
上記に価値を見出せたなら、早いうちに申し込みをするのが良いと思います。2021年7月2日までは、ECナビで8,000円分のポイントをもらえます。枯れてたらすみません。
ケース2: ほかのカードで修行している人
エポスゴールドカード・JQ CARDエポスゴールドのインビテーション待ちの修行、同カードの年間100万円で10,000円分のポイントGETを頑張ったり、各種ポイントサイトでのクレカ申し込みで一定金額利用のタスクをこなしているひと、様々かと思います。
この場合は、あきらめるか頑張るかなのですが、頑張る場合は
- 2021年7月1日(木)~9月30日(木)に申込
- 2021年7月1日(木)~11月30日(火)に発行
- 入会月の11ヵ月後末までに100万円以上利用
という条件を思い出してください。9月15日ごろに申し込み、10月に発行、2021年10月×日~2022年9月30日までに100万円利用するように頑張りましょう。この場合、この期間は新しいクレカを申し込んで利用金額をこなさなければいけない、なんてことにならないようにコントロールしましょう。
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コメント
[…] 備考・・・複数枚カード保有しているとそれぞれ特典あり。計算はカードごと。Vポイントアプリなどは対象外。Visa LINEPayクレジットカードは対象です。今話題の三井住友カードゴールド(NL)もVisaブランドは対象です。 […]
[…] 三井住友カード ゴールド(NL)を作るべきなのか?ということについては、先日記事を書きました。迷われてる方はそちらも参考になるかもしれません。 […]
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[…] 三井住友ゴールドNL⇒Kyash⇒TOYOTA Wallet⇒楽天Edy・・・4.2% […]
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